最晩年の正岡子規の日記、というか日々の記録に近い。
「一」は、食事の報告が大半を占めていて、欲求を食で補う無茶食いの典型的な状態。もう長くないから食いたいものを食おうという意思も有ったかもしれない。
逆に「一」の最後から「二」については、かなりの病状の進行により、苦しむ姿が多く見られる。「癇癪を起こす」なんてさらって書いてあるけど、その行間には病に苦しむ、「どうにも出来ない」「どうにもならない」ことへの怒りがあるんだろうなと。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2018年
- 感想投稿日 : 2018年3月31日
- 読了日 : 2018年3月31日
- 本棚登録日 : 2018年3月10日
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