増補版 陰謀論はどこまで真実か

著者 :
  • 文芸社 (2021年7月15日発売)
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感想 : 3
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ネット時代になり、玉石混淆あらゆる情報が手軽に入手できるようになったことで、今までは口コミや一部書籍(「ムー」を含む《笑》)でしか知ることのできなかった「陰謀論」が非常にポピュラーになっているように感じている。

本書はそのような様々な陰謀論のうち、メジャーなものを取り上げそれらがいかに根拠のないものかを、エビデンスや情報源を示しながら解説している。
なお、本書は2011年に出版されたものの増補版であり、当時に掲載された内容のアップデートに加え、この10年間で新たに発生した陰謀論の解説も掲載。

全ての陰謀論がデマかどうかはわからないが、陰謀論が出てきた際は、少なくとも本書のような反対意見についても検討したうえで、一方的な思い込みに陥らないよう注意すべき、と感じた。

次回の増補版では、新型コロナの発生源と、ワクチンについての解説が加わるであろうから、それを期待している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会
感想投稿日 : 2021年8月14日
読了日 : 2021年8月13日
本棚登録日 : 2021年8月8日

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