芸人、マンガ家、編集者、歌舞伎役者、作家、学者、声優等々、29人の一線で活躍してる人たちが自分が感銘や影響を受けたマンガについて語った本。
「14歳の世渡り術」という描き下ろしシリーズの一冊ということで、中学生あたりをターゲットにしている本だが、大人が読んでも十分面白い。
私が14歳のころはまだマンガの社会的位置づけは低く、大人が中学生にこのマンガはすごいよ、などと言ってくれる状況は皆無だったので、本書を読んで今の中学生をうらやましく感じた。
また、本書で紹介されている作品は奇をてらったものが少なく、うち何作かは既読のものであったが、本書で紹介されているような深い影響や感動を感じず、ただ「あ~、面白かった。」で終わってた当時の自分の読み込みの浅さを深く残念に感じた。
あと、お笑い芸人おかずクラブのオカリナも本書に紹介者として登場しているのだが、彼女の熱い語り口が予想外にすばらしかった。彼女が紹介していた「赤ちゃんと僕」という作品は知らなかったのだが、こんど読んでみることにしよう。
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読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
評論
- 感想投稿日 : 2018年8月19日
- 読了日 : 2018年8月19日
- 本棚登録日 : 2018年8月13日
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