マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン

著者 :
  • 集英社 (2009年4月24日発売)
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本棚登録 : 1224
感想 : 232
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堀田家のホームドラマ、今回は過去にタイムスリップ。
語り部は相変わらずサチおばあちゃん
…いいえ、女学生のサチです。
ええーっ!
なんか、すごい良いとこのお嬢様やってんや。
おばあちゃんたちの馴れ初めが
そんな映画みたいだったなんて。

そういえば一巻目から、ちょこちょこと
過去の出来事を思い出す発言があったな。
勘一おじいちゃんが英語ペラペラとか…
アメリカに知り合いがいるとか…。
その謎が、この巻で一挙に明かされた感じですね。

戦後すぐの混乱期の中で、日本とアメリカの政争に
はからずしも巻き込まれたサチ。
彼女が身を隠した古本屋には
心強い仲間が次々に集まってくる。
みんないわくありげな人々だが
サチを守るという点においては、一致団結。
そして彼女を助けるうちに
彼らもまた自身の傷と向き合わなくてはならなくなる。

いろいろあるけど、このシリーズらしく
最後は大団円なのでご安心を。
〈マイ・ブルー・ヘブン〉の曲を知らないので
聞きたくなったよ〜。

葉山の別荘に住む大物政治家の“ブアイソー”って…
あのヒトだよなぁ…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2022年4月10日
読了日 : 2009年6月3日
本棚登録日 : 2022年4月10日

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