古典籍だけを扱う古書店の庄治。
親しい同業者の芳松が本で圧死したとき
事故ではなく他殺を疑う。
その途中でアメリカ軍に連行され
芳松はソ連のスパイで
その妻が彼を殺したと明かされるのだが。
真相を探れと米軍に言われて
妻を東北まで追いかけた庄司でしたが
結局、妻も死んでしまって
そちらは明らかに他殺だったから
結局ふたつの事件を解くはめに。
うーん、戦後混乱期の古本の話も興味深いし
謎解きでトリッキーな部分もあって
とてもおもしろく読み進めたのですが。
どうもこの著者の「落としかた」が
毎回私の好みには合わないのが難点だ〜。
あつかうネタが好きなのと
途中がおもしろかったから良しとするか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2023年12月30日
- 読了日 : 2023年12月15日
- 本棚登録日 : 2023年12月30日
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