終戦間際の沖縄諸島での戦争の話。
追い詰められた兵隊の人間模様と葛藤にドキドキしながら引き込まれる。
本当にそうだったんだろうなぁと思える、理不尽な殺人行為。
しかし、殺すことを命じる上官の心境も察することができる。
同じ立場であったら、自分もそうしたかもしれない。
とにかく戦争は人を狂わせている。
終戦を知った後の日本人の返り身の早さというのも、国民性が出ている
気がする。
これ以上、突っ込んで当時の話を知りたいとは思わないが、この小説を
読んで、戦争とはそうだったんじゃないかということに改めて思いを馳せる
きっかけとなった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2011年8月14日
- 読了日 : 2011年8月14日
- 本棚登録日 : 2011年8月14日
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