三和銀行がモルガンの杉山氏が脳梗塞で判断力がないのをいいことに、25億円を貸し付けたという事件を題材にした小説。一応、仮名にはしているが、裁判資料や細かなディテールは当事者ならでは、という内容。単に担保を貸しはがそうとした事件だと思っていたが、実は融資直後に巨額の定期を積立させたり、一部を抜き取って隠した行員がいたり、かなりドロドロしていたようだ。上巻は裁判が始まるまでを描いている。
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- 感想投稿日 : 2008年3月21日
- 読了日 : 2008年3月21日
- 本棚登録日 : 2008年3月21日
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