予備校教師が書いた経済の歴史。
単元ごとにまとめてあり、索引や参考文献もあって、読みやすくておもしろい。おすすめ。ただ、箇所によっては記述が中途半端すぎるきらいもあり。現代史はやや一般論過ぎる。
歴史といえば、誰が、いつ、どんなことをして、というたいがい政治的な記述で味気ないのだけど、戦争や政変が起こる裏にどんな経済事情があったのを学べる。やっぱ、お金が絡むと人も国も世も滅びるし、生まれるんだな、と思った。
と同時に、現在のような高度な外交で均衡が保たれている各国のパワーバランスも、ひとたび経済危機によって、いっきに世界戦争状態になるのではないか、という危機感が拭えないわけで。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
金融・経済・税務・保険・年金
- 感想投稿日 : 2014年7月21日
- 読了日 : 2014年7月23日
- 本棚登録日 : 2014年7月18日
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