雨の音と読書は相性が良く、するすると…読めない!
というか、するすると読めるのだが、読み込むのは簡単ではなかった。若松さんの選び抜かれた言葉に心酔するも、これはそれでどういうことだ?と読み返すこと幾たびか。
いくつか、すーっと入ってくる文章に出会った。うちのひとつ。
---人生に「答え」などない。このことは誰もがどこかで感じている。しかし、そのいっぽうで「答え」がないという不安に耐えることもできない。
私たちに必要なのは、ありもしない「答え」めいたものではなく、たしかな人生の「手応え」なのではないか。---P69より
また、「十読は一写にしかず」(P105)との言葉もあった。むつかしかったけれど、素敵だった文章、心にひっかけておきたい文章含め、付箋したところを今度、書き写してみよう。
充実の、手応えのある読書であった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年9月4日
- 読了日 : 2021年9月4日
- 本棚登録日 : 2021年9月4日
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