田中角栄回想録 (集英社文庫)

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  • 集英社 (2016年8月19日発売)
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感想 : 5
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まったく知らなかったのだが、世間では田中角栄ブームだそうだ。彼がロッキード事件の一審で有罪判決を受けたとき、僕はまだ小学生で、当時の報道はかすかに記憶に残っている。その後の選挙で大勝したという事実がマスコミ報道と矛盾していて、小学生の自分には理解ができなかったことも覚えている。

その角栄が今、見直されているというのは、彼の天才的な政治的センス、世界や日本に対する洞察力、実行力が 30年たった今もその輝きを失なっていないことの証左だろう。同じくこの 30年変わらないものと言えば、マスコミ報道の愚かさか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会・政治
感想投稿日 : 2017年11月5日
読了日 : 2017年11月5日
本棚登録日 : 2017年11月5日

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