高橋秀実が続いてしまったが、偶然。『定年入門』は単なる老人インタビューといった赴きだったが、本書は世界遺産、原発、諫早湾、辺野古既知問題、横山ノック・セクハラ問題といった社会問題に鋭く(鈍く?)斬り込み、現地の人々の声を拾った秀逸なルポとなっている。一方で、真実や本質に関する考察はそっちのけで、とにかく問題を煽ることしか考えていないマスメディアの姿も浮き彫りにされる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会・政治
- 感想投稿日 : 2018年11月10日
- 読了日 : 2018年11月10日
- 本棚登録日 : 2018年11月10日
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