単行本とはかなり違った(基本的には大差ないが)エンディングで、同じ本を二度楽しめたという気分。
単行本に比べてペシミスティックになったしこちらの方が作者の思いに近いのであろうと思う。しかし、書き込みのくどさが目立つ。言わずもがなを文字にされるのもある意味苦痛。詳細に書き込まずとも読者はその展開を暗示から読みとれるものである。初期の甘酸っぱい若々しさにも捨てがたいものがある。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2010年10月4日
- 読了日 : 2010年10月4日
- 本棚登録日 : 2010年10月4日
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