目次を開くと、まるで何処かのお店の品書きを見ているようだ。その数100種類。小説・エッセイなどに登場する食べ物、飲み物の食の歴史、それらが作品に使われた意味、簡単な作り方やレシピまで挿絵とともに綴られている。
ちなみに、角田光代『八日目の蝉』の作品の章では、「どんな人間にも、生きている価値があるということだろう。素麺の切れ端・ふしのおいしさは、希和子の人生と思いの象徴だろう。」…と本書で語られている。
サンドイッチの章で、宮本輝『水のかたち』に登場するキュウリのサンドイッチが、書かれていないのが残念。
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- 感想投稿日 : 2018年12月23日
- 読了日 : 2018年12月23日
- 本棚登録日 : 2018年12月23日
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