陽気なギャングが地球を回す: 長編サスペンス (ノン・ノベル 755)

著者 :
  • 祥伝社 (2003年1月21日発売)
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感想 : 662
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「日常と襲撃」を読んだのがだいぶ前で、これも既読のつもりでいたのですが勘違いだったみたい。

しかも「日常と〜」のときより面白く感じた。数年かけて伊坂節にまみれたせいかな。「これ伏線だろうなぁ…」が実際見事に伏線で回収されていくのが小気味よい。

響野(演説の達人)、成瀬(嘘を見抜く名人)、久遠(天才スリ)、雪子(正確な体内時計の持ち主)。彼ら四人組の計画は完璧…犯行も完璧…なはずだった。が、銀行強盗で奪った金を現金輸送車ジャック犯に奪われ、結局手元には何も残らず…

でもこれで黙ってたらギャングじゃないぜ!ロマンはどこだ!と叫びながら奪還のため駆け回る。

銀行は襲うが、いじめや嘘つきは許さない。そんな四人が最高にかっこいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 疾走感。
感想投稿日 : 2013年4月16日
読了日 : 2013年4月15日
本棚登録日 : 2013年4月15日

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