白石一史先生らしい、博多を舞台にした大人の恋愛小説でした。いつもながら白石一史の作品には良い女が出てきますね〜明朗快活で頭が良くて料理が上手な上、パシッと筋が一本通ったような性格の良い女なんですよ。
大人になって50にもなれば最初の結婚は破綻していたり、数年単位のセックスレスなんてありがちな…と言うか、それが普通だろって言いたくなっちゃう。でも結婚した人が最愛の人である…とは簡単に決められない。結婚してから分かる事も知る事も沢山ありますよね。だから一度失敗も経験してからの方がしっくりいくような気がします。
「誰かから愛されている」と言う実感や「誰かが自分を必要としている」と言う実感が如何に人生において大事であるか…白石先生の作品は訴えているように感じています。
白石作品は、まだ少し残っていますが、ほとんど読破してきました。大好きな作家さんです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
男女関係
- 感想投稿日 : 2018年12月29日
- 読了日 : 2018年12月29日
- 本棚登録日 : 2018年12月29日
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