残念ながら私には全く理解出来ない。
いくら学生社会に於けるヒエラルキーの底辺に位置していようと
暴力が横行し、いじめ、援交、レイプ、自殺、果ては人を殺したんだ…
それでもまだ普通に学校へ通い、これまでと変わらぬ殻の中に住まい、憧れの君を眺めている…完全に狂ってます。
少年期、一節の語りかける言葉が我が身の拠り所となる事があるのは
わかります。だけど抗う事もせずに逃げて逃げて逃げて、
救いを求め音楽に浸りきる…この映画の何処が素晴らしいんだ?
こんな絶望的な映画の何処を評価するんだ?
残念ながら私には全く理解出来ない。
この映画に於ける唯一の素晴らしい表現は、
あれほどに過酷な体験をしたにもかかわらず、
彼女が最後に奏でるピアノの旋律の美しさであろう。
彼女の気丈な態度に美しさを感じた…それだけが救いであった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
青春
- 感想投稿日 : 2013年10月4日
- 読了日 : 2013年10月4日
- 本棚登録日 : 2013年10月4日
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