孤独死関係の本を読んでいるとなんとも悲惨なイメージのものが多いと感じる。しかし、誰でも最後は人間は1人で死んでいく。
この本では死ぬまでの過程が大切だと書かれており、何人かの方の最後を客観的にかつ作者の方も高齢とのことで御本人の感想と共に描かれている。実際には、高齢になったり余命宣告を受けたりしなければ、死を現実として意識することは少ないだろう。高齢になれば身体も昔より動かなかったり、病気持ちであったり、周りの人間がどんどん亡くなって死を身近に感じるという作者の心情の描き方も分かりやすいように感じた。
私は高齢者施設に勤めているので仕事柄高齢者との付き合う機会が多い。比較的健康な方々は御自身で自分の死に方をコントロールしている方もいるが、家族の都合や自分で判断できなくなった時というのは正直流れるままに、というような状態は正直多くあるように思う。本にも書かれていたが遺言書は本当に大切だと思うので、皆様も書いた方がいいですよ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年6月5日
- 読了日 : 2022年9月4日
- 本棚登録日 : 2022年5月27日
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