「短期決戦で決着がつくはずだという思い込みで軍事行動に走るのは危険」「自国だけでなく、関係する国々が共通してそこにラインが引かれていると考えているラインを十分な理由もなく動揺させるべきでもありません」(217頁)国民の暮らしの安全、生命と財産の安全が保障できるかは、新型コロナウィルス対策と同じでしない方がいいことはあるが、絶対大丈夫はない、国家には友人は存在せず、あるのは相互の利害計算にもとずく同盟者だけ、この世で「正しいこと」「望ましいこと」を同時に満足させることはできない、簡単な問題ではないのに簡単であるかのように取り扱うことはやめるべき。たくさんの本書のフレーズがウクライナ侵攻を止める判断に用いられてほしいと願います。
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- 感想投稿日 : 2022年9月3日
- 読了日 : 2022年9月2日
- 本棚登録日 : 2022年9月2日
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