織田信長(1) 無門三略の巻(山岡荘八歴史文庫 10)

著者 :
  • 講談社 (1987年9月8日発売)
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本棚登録 : 668
感想 : 68
5

『史実を多く盛り込んだ作品』という事なので読み始めました。

『小説』という形である限り、
山岡氏の『創作&想像』の部分もあると思いますが、、、。
とにかく、今まであまり興味の無かった『織田信長』ですが、
なんとも興味深い!!

今までの僕の『信長殿に対するイメージ』を見事にひっくり返されました。
『激しい感情の持ち主』で一気に燃え上がったりもするが、
それが『己の身を滅ぼす』と言う事をよく知っており、
感情の渦の中にありながらも理知的に物事を考え、打開策を練り上げる。
攻め入る時を知っており、引くべき時を知っている。
『荒ぶる猛将』の皮を被った『冷静な軍師』。

そして、何よりも『棚から牡丹餅』だったのは、
信長の妻である『阿濃』を知れた事。
この人物も非常に面白い!!
時に信長ですら躊躇する『頭脳派系女子』。
読んでて心地良いです♪

さて、次は2巻♪
なんたって、あの有名な『桶狭間の戦い』ですからね!!
僕ですら軽く知ってる合戦。
深く掘り下げて知れるのが楽しみ!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2012年9月3日
読了日 : 2012年9月3日
本棚登録日 : 2012年8月24日

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