現在と過去を交互に織り交ぜながら、過去の殺人犯と現在の脅迫犯を探るお話です。
ナイーブなお年頃である女子高生たちが魅力的です。特に「言っていることは一人前だが、まだまだひよっ子」と思わせる「青臭さ」がとても良く描かれています。優れた青春小説だと思います。
伏線などの手掛かりから真相に辿り着けるような本格モノではありませんが、サスペンス性がある展開なので、ミステリーとしての醍醐味も十分に味わえる作品だと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ま行の作家
- 感想投稿日 : 2013年8月1日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年8月1日
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