グループホームを舞台にしたクローズド・サークルもの。
物語の半分以上が、ヒロインの父親が殺害された事件を中心に過去の出来事を綴っていますが、親しみ易い語り口なので苦になることなくサラッと読めました。
密室殺人のトリックは個人的に苦手なタイプでピンと来なかったものの、「なぜ今殺人が起きたのか?」というホワイダニットには意表を突かれました。細かい伏線の回収やエンディングの仕掛け方も老練でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
た行の作家
- 感想投稿日 : 2015年4月22日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2015年4月22日
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