1997年の初版に始まりこれが二度目の文庫化。大人になっても中学生に見間違えられたとか,立川志の輔(年齢は違うが入門は同期)と一緒の旅行記とか,全編ゆるーい感じのエッセイ集。さすがに古い話なので,現時点での後日談を付記したものもあり。「落語家(あるいは人間)たるもの,かくあらねば」という縛りがまったくないお気楽さ。ただ,タイトルのごとく,それは決して楽な道ではないのだろう。そんな昇太が若い頃に接して,生きるお手本としたかと思われる「おじさんのこと」がいい。巻末には立川談春との対談(題「落語の自由」)を併載。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2019年2月11日
- 読了日 : 2017年6月23日
- 本棚登録日 : 2018年10月8日
みんなの感想をみる