楽に生きるのも、楽じゃない (文春文庫 し 61-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2017年2月10日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 11

1997年の初版に始まりこれが二度目の文庫化。大人になっても中学生に見間違えられたとか,立川志の輔(年齢は違うが入門は同期)と一緒の旅行記とか,全編ゆるーい感じのエッセイ集。さすがに古い話なので,現時点での後日談を付記したものもあり。「落語家(あるいは人間)たるもの,かくあらねば」という縛りがまったくないお気楽さ。ただ,タイトルのごとく,それは決して楽な道ではないのだろう。そんな昇太が若い頃に接して,生きるお手本としたかと思われる「おじさんのこと」がいい。巻末には立川談春との対談(題「落語の自由」)を併載。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2019年2月11日
読了日 : 2017年6月23日
本棚登録日 : 2018年10月8日

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