文芸部の2年生 知里(ちり)は校門を出たところでスマホを使い、没収されてしまう
理由はそれが「校則」だから
原稿用紙3枚の反省文を書くように言われ、理不尽な思いを部員と共有
校則を変えようと動き出すが…
《現実の社会でも、あまりに理不尽な「ブラック校則」に注目が集まり、校則の変更や撤廃の議論がなされている中、校則とは何なのかという疑問を物語の力で伝える一作です!》──出版社サイトより
・下着は無地の白
・モヒカン、ツーブロックなど、極端に髪の長さに変化をつけない
・入室の際は挨拶をする
「校則は、こっちの事情なんておかまいなしだもんな」
現実に問題になっている校則は変えられるのか
通知表、いじめなどをテーマに生きづらさを抱える子どもたちに寄り添った作品を書いてきた著者が「校則」に一石を投じる
「朝日中高生新聞」の連載小説(2022年4月〜9月)に加筆・修正して単行本化、2023年10月刊
巻末には校則問題に詳しい内田良(名古屋大学)、中高生、作者による「校則座談会」を収録
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ひげうさぎ文庫
- 感想投稿日 : 2024年1月4日
- 読了日 : 2023年12月28日
- 本棚登録日 : 2024年1月4日
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