街間格差-オリンピック後に輝く街、くすむ街 (中公新書ラクレ 643)

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  • 中央公論新社 (2019年1月9日発売)
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「○○線沿線」「駅から徒歩何分」という価値観が崩壊し、これからの住まい選びは「街」選びの観点が重要となる

第4章では、東京23区それぞれについてこれから「輝く街」「くすむ街」を不動産屋の視点で紹介

《「2019年の今、都内で家を買うべきか」と問いかけられれば「個別の事情がある人を除き、あわてて住宅を買う必要はない」ということになる》

《これからの住まい選びでは、この「住まい=資産」という考え方と早く決別したほうが良い……投資の世界はどの分野でもそうなのですが、結局、湯水のごとくお金を使える大きな組織が圧倒的に強い……中途半端に手を出せば巨大なリスクを背負わされる》

《住まいの選択肢が増加するこれからは、家の値段の上下に一喜一憂するような視点を捨て、あくまで自分が住みたい、生活の根を下ろしたいと思える「街」をじっくりと、背伸びをしない範囲で選ぶべき》

東京に住むなら、この先やってくる「街間格差」に備えよ!──内容紹介より

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ひげうさぎ文庫プラス
感想投稿日 : 2019年2月21日
読了日 : 2019年2月19日
本棚登録日 : 2019年2月21日

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