大学生のとき兵役に志願したが、視力が悪く叶わなかった聡一
「今度こそ、国の役に立ちたい」と、戦後すぐ、鉄道技術研究所に入社する
反目しあう二つの派閥──もともと鉄道総局で働いてきた人と旧日本軍から来た人──のもとで下働きをしながら、新しい電車づくりを夢見ている聡一
戦争中、軍用機をつくって多くの若者を死なせたことを悔い、これからは美しく安全な乗り物をつくりたいという技術者の思いを知った聡一は胸を熱くする
「手伝います。平和を運ぶ乗り物をつくりたいです」
「一緒に美しい列車をつくろう」
時速200キロで東京大阪間を四時間半で結ぶ新型列車の開発が動き出す
《新幹線をつくったのは、かつて零戦をつくっていた技術者だった》
この史実に出会い、作家のイマジネーションを駆使して創作した希望の物語、2021年1月刊
《本気の人間にしか常識は破れない》
新幹線づくりに挑戦した技術者たちの“プロジェクトX”
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ひげうさぎ文庫プラス
- 感想投稿日 : 2021年6月5日
- 読了日 : 2021年6月3日
- 本棚登録日 : 2021年6月5日
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