大阪谷町で70年続く13坪の本屋「隆祥堂書店」
出版社3000社、書店8000軒に対して取次は大手2社の寡占状態という出版業界にあって、小さな書店がいかに闘い、読者とつながってきたかを『オシムの言葉』のノンフィクションライターが描き出す
同日入帳、ランク配本、見計らい配本……第1部は小規模書店を苦しめる取次の理不尽な制度に闘いを挑んだ書店主 二村善明 の気骨の生涯を描く
後半は経営を受け継いで営業を続ける現店主、長女の 二村知子 の挑戦の記録
町の本屋の生き残りをかけて東日本大震災以降9年で242回、月平均2.5回にわたって開催されている「作家と読者の集い」から、藤岡陽子、小出裕章、井村雅代、鎌田實の講演録を収録
版元は取次を通さない直取引の出版社「ころから」
(だからこそ書けた出版流通のタブーの数々)
絵本作家の降矢なながカバーと扉のイラストを描いている
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ひげうさぎ文庫プラス
- 感想投稿日 : 2020年7月12日
- 読了日 : 2020年7月11日
- 本棚登録日 : 2020年7月12日
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