栄養学を拓いた巨人たち (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (2013年4月20日発売)
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本棚登録 : 168
感想 : 25
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いつも思うことだが人類の科学結果は素っ気ないこともあるが、その発見の歴史はいろいろな紆余曲折があり興味深い。

本書は、栄養学(一部は生化学となるが)の歴史を追いながら、今では当たり前になっていることがどのようにして発見・研究されたかわかる中で、意味づけがわかってくると思う。

内容は、1章が熱関係も含めた自然科学、2章が3大栄養素、3.4章がビタミンの発見史、5章が生化学としてクエン酸回路に至るまでの発見史(著者の専門に近いらしい)、6章が第二次世界大戦後の給食開始などのエピソードである。

試験のためだけだともったいないので、栄養素や仕組みを覚える前に本書のように歴史を知ったうえで学ぶと、頭に入りやすいのではないかと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医学
感想投稿日 : 2013年9月17日
読了日 : 2013年9月17日
本棚登録日 : 2013年9月17日

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