清水量介ほか「特集 年収1000万円の不幸」週刊ダイヤモンド2014/05/03・10合併号
この特集を読んでも年収1000万円がぜんぜん不幸に見えない。外車を日本車に買い換えることが不幸とか。
この外資系金融機関の接待を受けたい。前、同じく週刊ダイヤモンドだったか、接待特集でも見たことがあった。民間なら接待どんな手を使ってもいいのかもしれないが、これは金融機関ではないように思うけど。別の規制が引っかかってくるのではないか?
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佐藤さんは大阪のお嬢さま高校を卒業し、慶應義塾大学を経て、同社に入社した。入社1年目で、いきなり1300万円の年収を得たが、幸せだと感じたことはないという。
「ベースの給与以外は、上司の査定によって上下するから、とにかく機嫌を取らなければならないんです。そのせいか、パワハラ、セクハラがひどくて、私はパニック障害になりました」
何しろ、入社以来、年収はずっと1200万~1300万円だが、ベース部分は700万~900万円で、残りは会社の業績や上司の評価によって上下し、残業時間の長さは反映されない。上司の顔色を必死にうかがうのもうなずける。
あるとき、佐藤さんは顧客を接待する際、上司から顧客にスカートの中に手を入れさせることを強要された。「今も、こんなことってあるの!? と驚きました。でも、これで成り立っている世界なのか、こうすることでお金がもらえているのかと一瞬でも納得してしまい、後で自己嫌悪に陥りました」。
“できる”と評価されている先輩の女性社員は、炊飯器を持参し顧客を旅行に連れていくという。朝起きると、顧客のためにおにぎりを握って部屋に届け、顧客の男性から契約を口説き落とす。
「それを聞いて、もうこの業界は無理だなと思いました」
- 感想投稿日 : 2014年5月2日
- 読了日 : 2014年5月2日
- 本棚登録日 : 2014年5月2日
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