「自分と向き合うこと」「正直になること」
「自分を許すこと」が生きていくうえで
とても大切だということを、
よく表現できている映画だと思った。
自分の基礎を築き上げる子供時代に
「人から許して愛してもらうこと」が
できなかったために、
人が信じられず、自分を守るためのテクニックだけ身に付け、
そのテクニックで自分を演じているうちに
自分がどう感じ何を考えているのかもわからなくなる…
アダルトチルドレンの再生の物語かな?
主人公のまわりの人たちがいい人ばかりで、
優しい気持ちになる。
彼女と主人公の喧嘩はとてもリアルで
胸がつまる思いがした。
私も似たような経験がある。
カウンセラーの「君は悪くない」と言い続けるシーンは、
彼の再生にとても必要なことで、
そういう人が身近にいたのなら、
まわりの人がそう言い続け(サインを送る?)ることが
大切なのかもしれないなと思った。
人間の核は「人に許してもらうこと = 自己肯定感」。
それがかけてると、
別の形でそれを補おうとして、何かひずみができる。
ありのまま生きるって、
スタートラインが違ってしまった人にとって
とても難しいこと。
主人公が自分で自分の人生を選択してくれて、本当によかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画・TVドラマ
- 感想投稿日 : 2012年8月19日
- 読了日 : 2012年8月19日
- 本棚登録日 : 2012年8月19日
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