「超」入門 失敗の本質

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  • ダイヤモンド社 (2012年4月5日発売)
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『失敗の本質』を具体例とともに入門編として、解説されている本である。戦争時における具体的な事例とともに失敗の本質を解説されているので非常に理解しやすい。
学びがあったの内容としては以下の通り。

戦略とは追いかける指標

「イノベーションの創造の3ステップ」
ステップ①既存の指標を発見する
ステップ②敵の指標の無効化
ステップ③新指標で戦う

優れたリーダーとは、組織にとって最善の結果を導ける人
日本と米国の大きな違いは、日本の官僚的で足が重い組織である一方、米国は現場の声を吸い上げたり、トップが現地に直接自分の目と足で確認し、変革を迅速に行っていくスピード感や事前ネゴ、根回しといったスタイルではなく、「最善の結果」を求めるスタイルが結果的に成功へと導いたのである。

リスクを隠し、楽観的な予想を立てて、コンティンジェンシープランを立案しないことにより、多大な損害を与えることが多々ある。

安全運転を心掛けること。と保険を掛けることは全くの別物であり、万が一事故が起こった場合の損害を前者は防ぐことができない。それを理解しないと本当のリスク回避とは言えない。

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感想投稿日 : 2024年4月4日
本棚登録日 : 2024年4月4日

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