夜鷹が腹を刃物で割かれて殺される事件が立て続けに起きた。
その頃,幼い頃に死んだはずの双子の姉が自分の中にいる,と小間物屋「いさご屋」の若旦那,庄之助が松庵を訪ねてくる。ある時は意識を失うように深く寝入ってる間に姉の意識が起き出して,どうもそれが祖父を殺したらしいという。
真相を探るべくおいちはいさご屋に潜入することにした。
お店の身代を巡るいざこざに夜鷹殺しが絡み合ったお江戸ミステリー。終盤一件落着かと思わせておいて軽くどんでん返しも用意されていてよく出来ている。おいちは不思議な力を持ってはいるがそれを使って謎を解くとか,ファンタジータッチのことでもないのは好印象
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年11月15日
- 読了日 : 2021年11月15日
- 本棚登録日 : 2021年11月15日
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