ドラフト最下位 (角川書店単行本)

著者 :
  • KADOKAWA (2019年9月20日発売)
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感想 : 4
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その年のドラフトのすべての指名選手の中で一番最後に指名された選手たちの物語。入団してしまえばドラフトの順位なんか関係ないと言いつつ,やはり下位指名選手は話題性も乏しいし期待度も低い分もらえるチャンスにも時間にも限りがある。多くの選手が夢を果たせず戦力外となってプロ野球を去っていく中で福浦選手のようなケースも有るのだな。この本で取り上げられた選手の中では,今野龍太選手はまだ現役を続けている。本書で語られてた楽天からは戦力外となってしまったが,ヤクルトと契約し一軍主力に定着するまでになっているようだ。
ドラフト最下位指名選手に限らないが,夢破れてしまった選手の多くに共通しているのが故障である。せっかくいい流れが来ているのにそういう時に限って故障が発覚する。故障さえなければと思えば悔しいだろうし,見てるこっちも残念でしかないが,それも運,というかプロの世界なのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年3月28日
読了日 : 2022年3月28日
本棚登録日 : 2022年3月28日

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