「流」東山彰良著 読了。台湾が舞台であっても読みにくくないのは翻訳小説ではないからか。祖父殺しの犯人捜しというミステリ要素が底流にあるが(そして意外な犯人)、それよりも不良少年の生き方、日常の描き方が興味深い。日本文学としては傍流にあたるこのような作品にこそ、直木賞を取ってもらいたいものだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー・ハードボイルド
- 感想投稿日 : 2019年8月22日
- 読了日 : 2015年7月14日
- 本棚登録日 : 2015年7月8日
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