「行動できない人」の心理学

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  • PHP研究所 (2008年1月8日発売)
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”本屋で見かけ、タイトルが気になって購入。
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T:7/2帰宅までの電車の行き帰り→OK
P:行動する人になるため、今やることを見つける→意識して「ノー」と言う
O:新体制開始。これまで以上にマネジャーとしての力が必要
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・世界に向かって自分を開くためには、どんなことでも、とにかくはじめてみることである。ごくごく軽い気持ちで、新しい行動をしてみることがきわめて大切なのである。(p.15)
・たしかに自信のない人は行動することをためらう。しかし黙って坐ってテレビを見ていても自信はつかない。行動することで自信がつく。(p.21)
★自分の誕生日に親から祝ってもらうだけでは、親への愛情は生まれない。自分が親に何かしてあげることで、はじめて親と子の相互交流ができる。(p.61)
 #あ?、これわかる!させてみよー
・自分に課せられた不当な期待にそむくことは、決して裏切りではない。それは正当な自己主張である。そして自己主張こそ自信を生み出していく。(p.101)
★ここでハッキリと、正しく、「ノー」を解釈することである。ノーということは、周囲の信頼を決して裏切るものではない。(p.106)
 #Tに教えてやろー
・現実に対する不信感を生み出したひとつの原因は、すべてのことを平均化しようとする現代の悪しき傾向である。(中略)この“同じ人間じゃないか”という文句こそ、人の気持ちを荒廃させる。(p.139)
・神経質をなおすために、何より大切なのは「行動」である。何かをやろうか止めようかと悩んだら、必ずやること。(中略)何でもいいから、行動か中止かと悩んだ時、とにかく行動すること。(p.163)
 #旅行(やセミナー)に行こうか止めようか、ソフト(や本)を買おうか止めようか etc.
★ノーというべきところでノーといわなければ、われわれは自分を発見することはできない。それを小さなこと、一見くだらないことのように軽蔑してやらないということがよくない。
 たとえば図書館で話をしている人がいたとする。“うるさいから止めてください”といいたい時がある。そんな時、“そんなこと”したってべつに自分にとってどうということはないと自己喪失している人は思う。しかしこのような小さな行為を通じてこそ、われわれは自己を回復していくものなのである。(p.168-169)
★われわれはよく小さいことを“くだらない”と合理化してしまう。しかし本音は“くだらない”より“いや”なのではなかろうか。
 (中略)
 ノーといわずに陰口をいうくらいなら、どんな小さなことにも大きな精力を使ってノーというべきである。
(p.171-172)
・何かを求める、ということは、何かの役割を背負おうとすることである。ところが、「何かを求めて」やってくる人ほど、ただ坐って、その「何か」が与えられるのをじっと待っているのである。(p.185)
・彼のなかには自然の感情に身をまかせることに恐怖感があった。
 彼はエネルギーがないのではなく、エネルギーが抑制されているだけなのである。そして、うっせきしたエネルギーを抑制することにまたエネルギーを使い、何もしないのにいつも疲れてばかりいた。(p.195)
 #★ドキッ!そうならないように、迷ったり悩んだら、まず行動!!
・成長の過程で他者の期待を内面化してしまっているからである。(p.223)
 #これ、気をつけていこう。”

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年8月15日
読了日 : 2009年7月2日
本棚登録日 : 2019年8月15日

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