杉本彩さんの本5冊目。母娘というのは親子であり同性でもある故に面倒な存在でもある。私は、似たような家庭環境にあり、同じように苦悩してきたことがあり共感出来る部分も多くあった。今でこそ家族とは一線を引き、【自由】ではあるけれども、やはりその根底には家族の幸せを願う気持ちはある。家族故に完全に切り離すことは出来ず、タイミング的には「もう少し後にこの本を書かれては?」という意見もありそうだが、著者には「今だからこそ」必要だったのではないかと思う。少子化に伴い「墓守娘の嘆き/信田さよ子著」を関連本として挙げたい。
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- 感想投稿日 : 2012年10月29日
- 読了日 : 2012年10月29日
- 本棚登録日 : 2012年10月29日
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