ガリア戦役6年目からのカエサルの物語です。ガリア戦役の山場のアレシア攻防戦,そして内乱に突入するまでの元老んと法律を武器にしたやり取り,最後にルビコン側を渡ってポンペイウスとの内戦に突入するまでの物語を,一挙に読ませる内容になっています。
当事者である,カエサルの「ガリア戦役」と「内乱記」や,キケロなど当時の人達の著作が多く遺っていることにも助けられた作品ですけれども,塩野さんの著作の中でも特に読ませる場面が続く作品です。ローマ人の物語の山場のひとつだと思っています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
塩野七生
- 感想投稿日 : 2013年10月14日
- 読了日 : 2013年10月14日
- 本棚登録日 : 2013年10月4日
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