Iの悲劇

著者 :
  • 文藝春秋 (2019年9月26日発売)
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本棚登録 : 2980
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作者のこれまでの作品から来るあっと言うミステリー感への期待が大きく、ドキドキしながら読むが、過疎地に新たな住居者の移住を進める市の役所の担当チームと移住者らのやりとりが意外と淡々と進む。しかしながら、全体に流れる違和感や奇妙な雰囲気が拭えない中、物語は最終章まで進んでいく。最後は、なるほどそうだったかと唸らされる結末。作者の地方財政の在り方に対しての一石投じた内容が重い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年10月24日
読了日 : 2019年10月24日
本棚登録日 : 2019年10月24日

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