作者のこれまでの作品から来るあっと言うミステリー感への期待が大きく、ドキドキしながら読むが、過疎地に新たな住居者の移住を進める市の役所の担当チームと移住者らのやりとりが意外と淡々と進む。しかしながら、全体に流れる違和感や奇妙な雰囲気が拭えない中、物語は最終章まで進んでいく。最後は、なるほどそうだったかと唸らされる結末。作者の地方財政の在り方に対しての一石投じた内容が重い。
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- 感想投稿日 : 2019年10月24日
- 読了日 : 2019年10月24日
- 本棚登録日 : 2019年10月24日
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