「思考」のすごい力 心はいかにして細胞をコントロールするか

  • PHP研究所 (2009年1月19日発売)
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●購読の動機
真柄俊一氏の「遺伝子群の働きを正常化すれば、がんは治せる」で紹介されていて是非読みたいと思った。
人間の持つ無限の可能性の扉を開く新しい生物学の革命的挑戦!遺伝子は単なる生物の設計図にすぎない。意識や環境が細胞をコントロールし、遺伝子のふるまいを変えるという驚くべき真実。
●所感
原書のタイトルは「The Biology of Belief」
エピジェネティクス
細胞単体の優れた能力(生理学)
細胞の集合体としての多細胞生物(人間を含む)
多細胞生物内の細胞は集合体に貢献する生き方、死に方をする。
多細胞生物全体で細胞が調和して働く仕組みはタンパク質による情報伝達
タンパク質の種類は驚くほど少なくて、同じタンパク質が異なった指令を帯びている
複数が同時に出された時にはより上位の指令が優先される
最高の階層は脳からの指令
つまり「思考はすごい力」を持っている
第5章心が持っている素晴らしい力
・不治の病が治った
・否定的な考えを排除、肯定的に考える
・脳は体全体の細胞をコントロールする
・意識を正しく用いれば、秒針を健康にできる
・心は身体に優先する(信念はいったいどのようにして身体の状態をコントロールするのだろうか?)
・プラシーボ(偽薬)に治療効果があるのはなぜか
・心は薬より力がある
●訳者(西尾香苗)
適切な訳者注が豊富にある。
●もう一度読みたい(読むべき本)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年12月23日
読了日 : 2020年1月18日
本棚登録日 : 2019年12月23日

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