ロルフィングについて書かれた第二部「ある内面への旅」は、まさに秘伝のオープン。整体師なら必読。ロルフィングが単なるボディワークではなく、いかにスピリチュアルな懐の深さを持つワークであるかを垣間見ることができた。
マーク・カフェル氏はすごいね。「ロルフィングは私にとって仕事ではない。生き方そのものなのだよ」イイネ!もっと言うと、この世に生まれてきた意味、使命だね。
ただ1冊の本として見ると、まとまりに欠けている気がするな。小学生の指導要領みたいな文章があったかと思えば、学生の卒論みたいな文化論があったり。エッセイのつもりならいいが、ボディワークの研究書のつもりなら、はっきり言って、冗長。「要するにポイントは何?」と訊き返したくなる。
マーク氏の含蓄のある言葉と比べてしまうと、著者の文化論にはどうしても物足りなさを感じてしまった。偉そうにすみませんです。
なので、俺にとっては評価が難しい本だナ~。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年1月3日
- 読了日 : 2011年6月6日
- 本棚登録日 : 2024年1月3日
みんなの感想をみる