失われた時を求めて(12)――消え去ったアルベルチーヌ (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2018年5月17日発売)
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感想 : 8
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前半の喪失体験の描き方は鳥肌ものだった。

後半のヴェネチアでの物語、その後のサンルーのことなどは、アンチ・ロマンスそのものだ。

サンルーには、いったんは落胆させられたが、しかし、これが今も変わらぬセクシャル・マイノリティの姿かもしれないと思うとやるせない思いで一杯だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本<文学>
感想投稿日 : 2020年4月19日
読了日 : 2020年4月20日
本棚登録日 : 2020年4月18日

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