前半の喪失体験の描き方は鳥肌ものだった。
後半のヴェネチアでの物語、その後のサンルーのことなどは、アンチ・ロマンスそのものだ。
サンルーには、いったんは落胆させられたが、しかし、これが今も変わらぬセクシャル・マイノリティの姿かもしれないと思うとやるせない思いで一杯だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本<文学>
- 感想投稿日 : 2020年4月19日
- 読了日 : 2020年4月20日
- 本棚登録日 : 2020年4月18日
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