恋愛という切り口を通して、男も女も翻弄され、コントロール不能で、出口のない道を歩いていく。
読んでいて、息が詰まりそうだ。
やはり、私はどこかで「つじつまあわせ」=「ハッピィ・エンド」を願っているのだろうか。
しかし、著者の角田さんははかない望みを聞き入れてはくれない。
最後まですっきりはしないが、一歩いや半歩進めた主人公に自分を重ね合わせて、これも人生、これが人生と腑に落ちた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本<文学>
- 感想投稿日 : 2011年6月10日
- 読了日 : 2011年5月23日
- 本棚登録日 : 2011年6月10日
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