「開いた窓の前で止まってはいけないのだ」
そうだ、生きるのだ。
ホテルニューハンプシャーは3回生まれ変わる。
その度に思い出が増える。喪失も重なる。しかし、蘇生できるのが真のホテルなのだ。終わり方が良い。
奇妙奇天烈なようで、これほど緻密に構成された物語があるだろうか。
熊、犬、小人、差別、文学の創作、演技、成長、自死と事故死、二人のフロイト、ナチスとユダヤ人、大学、性の手ほどきはなぜ女性からなのか、ジェンダー、『グレートギャッツビー』、詩人に詩作をお願いしたくてもしなかったこと、司令塔、そして、家族。。。語り尽くせないテーマが沢山ある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本<文学>
- 感想投稿日 : 2022年6月15日
- 読了日 : 2022年6月15日
- 本棚登録日 : 2022年6月1日
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