原子核と宇宙という物理の微視的スケールと巨視的スケールの関係に迫った本。応用物理学的な要素が強いか。数式もしばしば出てくるので、アレルギーのある人には向いていない。付録の「大きな数と小さな数」がコラム的で面白かった。不満は生物学的なスケールがあまり触れられていないことぐらいか。
・銀河内の星同士の距離は比較的遠いのに対して、銀河団内での銀河の距離は比較的近い。
・暗黒物質がないと数値計算において、銀河の円盤は回転に対して不安定で棒状になってしまう。
・WMAPの3年間のデータから、宇宙年齢は137億年+1.3億年または-1.7億年になる。
・P138 自然界にあふれた不思議なこと
・P141 自然界の絶妙なバランス(大気の窓など)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本<物理学>
- 感想投稿日 : 2012年6月28日
- 読了日 : 2012年6月28日
- 本棚登録日 : 2012年6月28日
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