大地の声: アメリカ先住民の知恵のことば

著者 :
  • 大修館書店 (2006年4月1日発売)
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アメリカ先住民族の知恵の言葉とその人生観、世界観の解説。

「老いた者が語るときは静かに耳を傾けよ」ラコタ族
「一人の子を育てるのは村がかりの仕事である」
「子どもは天からの借り物」モホーク族
「やがて子どもたちは行為の主人公になる。子どもを折檻すれば、彼らの魂を脅かし、壊してしまう。そういう子どもは大きくなってから独立心が回復できない」
「配給は怠け者と酔っ払いを増やすだけだ。私の息のあるうちは、この土ほどの土地も絶対に売り渡さない」シッティング・ブル(ラコタ族の族長)
「人はそれぞれの歌を持つ」様々な異形の者も区別、排除しない。第3の性。ベルダーシュ。
「贈り物は、与え尽くされて初めて本当の贈り物になる」「ラコタでは銀行の残高の桁が多いことは自慢にならない。少なくとも蓄積は美徳とは言えない」
「愛によって得られるものをなぜ暴力によって奪おうとするのか」
「そうすれば空気や土地を売ったり買ったりできるのか?もともと私たちの者でないのに、どうやってそれを買うというのか?空気や土地だけでない。自然のすべてに聖なるスピリットが宿っているのに」
「真実を語るのに多くの言葉はいらない」
「この土地の最後のバッファローが殺され、最後の魚がとられ、最後の森がなくなり、最後の川が毒されたとき、お金は食べられないということが分かるだろう」
「悠久を生きるものはない。この大地とあの山以外は。」シャイアン族

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本<エッセイ・対談>
感想投稿日 : 2024年2月26日
読了日 : 2024年2月26日
本棚登録日 : 2024年2月25日

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