視点は良い。差別をする可能性は「わたし」にもある。そこから他人との関係をつくっていく。しかし、全体に冗長な感じが。前に読んだ新書2冊が濃密で良かっただけに期待値が高過ぎたかもしれない。
・「本名を名乗ったら、差別や排除は余計にきつくなる。でもそのなかで、数は少ないけど、本物の人に出会える。本物の友人に出会えるのだ」
・日本にある「眼差しの地獄」
・適切で適当な察しが苦手で、それができない他者に対して、一方的に「コミュニケーションに障害がある」と決めるとすれば、それは当事者が抱えている”生きづらさ”を、有無を言わさず封殺してしまう、微細ではあるが強大で執拗な「権力」行使ではないだろうか。
・人間としての怒りや恨みの表出と差別的表現。はだしのゲンを例に。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本<人権・平和>
- 感想投稿日 : 2015年9月18日
- 読了日 : 2015年9月18日
- 本棚登録日 : 2015年9月18日
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