博士論文をもとにした、と後書きにあるが、あにはからん。読書を豊かなものにするための実践知にあふれている。学問的良心は当然ながら、読書への情熱が感じられる一冊である。
・読書による疑似体験が感情を伴っていることは、他者理解という点でも重要。
・幼児期の読み書き能力は、性差や個人差があるが、小1の9月には性差も個人差もなくなる。
・支店の位置の重要性。泥棒視点、家の購入者視点では記憶が変わる。
・マンガが想像力を失わせるというのは当たっていない。(P174)
・読解とは、テキストに含まれるさまざまな情報と自分の知識とを使って、読み手が解釈を生成していく創造的な過程。テキストベースと状況モデル。(P177)
・欠如・補充枠組み
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本<心理・認知>
- 感想投稿日 : 2012年9月7日
- 読了日 : 2012年9月7日
- 本棚登録日 : 2012年9月7日
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