読書の心理学: 読書で開く心の世界への扉

著者 :
  • サイエンス社 (1999年4月1日発売)
3.63
  • (1)
  • (3)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 1
4

博士論文をもとにした、と後書きにあるが、あにはからん。読書を豊かなものにするための実践知にあふれている。学問的良心は当然ながら、読書への情熱が感じられる一冊である。

・読書による疑似体験が感情を伴っていることは、他者理解という点でも重要。
・幼児期の読み書き能力は、性差や個人差があるが、小1の9月には性差も個人差もなくなる。
・支店の位置の重要性。泥棒視点、家の購入者視点では記憶が変わる。
・マンガが想像力を失わせるというのは当たっていない。(P174)
・読解とは、テキストに含まれるさまざまな情報と自分の知識とを使って、読み手が解釈を生成していく創造的な過程。テキストベースと状況モデル。(P177)
・欠如・補充枠組み

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本<心理・認知>
感想投稿日 : 2012年9月7日
読了日 : 2012年9月7日
本棚登録日 : 2012年9月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする