インビジブルコンピュータ―PCから情報アプライアンスへ

  • 新曜社 (2009年6月1日発売)
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複雑化していくPCの限界。それを今、私たちはスマホやタブレット端末で乗り越えようとしている。まさにこれらの上で動く「アプリ」が情報アプライアンスなのではないか?

HCDを実現する組織作りも論じているので、幅広い。製品を作り出すというのは、ミクロだけでなく、マクロも視野に収めよ、ということか。

・学ぶのはタスクであって、テクノロジーではない。
・論理的に探求するというのは顧客のニーズを理解するための方法としては誤っている。顧客と話し、観察しなければならない。これが顧客の興味、動機、ニーズを理解するただ一つの道なのである。
・設計公理1 簡潔性 2融通性 3快楽性
・知覚されたアフォーダンスは、現実のものよりも約束事に関係することが多い。
・カメラは行動を妨げる。一方、描くことは増強するテクノロジー、つまり描いているイベントに対して、集中したり、焦点を合わせたり、熟考することが本質的に必要となるものである。
・世界はスッキリとした整然としたものではない
・概念モデルは、簡単に言えば、状況を理解する筋書きである。
・ものを使いやすくするものは、ユーザーがそれを自分で制御していると感じるとき。
・メタファーが適しているのは学習の初期段階のみ。
・直観とは長期にわたる練習と経験を経て現れる、潜在的な知識の状態に過ぎない。
・インターネットは社会的インタラクションとコミュニケーションをアフォードする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本<デザイン>
感想投稿日 : 2011年10月7日
読了日 : 2011年10月7日
本棚登録日 : 2011年10月7日

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