陽暉楼 (文春文庫 み 2-7)

著者 :
  • 文藝春秋 (1998年3月10日発売)
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本棚登録 : 160
感想 : 16
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1日1冊宮尾登美子。

綾子シリーズが落ちつき、自伝ともいえる話から離れた小説へ。

しかし、舞台があの陽暉楼でございますよ。
さんざ小説世界に出てきたお店。

そこの芸妓の話です。

純なのかな。この世界にいるにはふさわしくないほど純だったのかな。

もう少しで安定した暮らしも出来ただろうに、全てを失っていく様子は、
「わたしが・棄てた・女」のように純で、
「椿姫」のようにもろくも、そして椿姫よりももっともっと残酷だった。

4月からここまで読んで、6冊がっしと読み切って、体が私を解放してくれた。

別の本を読んでから、次は寒椿を読むよてい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年5月23日
読了日 : 2016年5月14日
本棚登録日 : 2016年5月23日

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