1日1冊宮尾登美子。
綾子シリーズが落ちつき、自伝ともいえる話から離れた小説へ。
しかし、舞台があの陽暉楼でございますよ。
さんざ小説世界に出てきたお店。
そこの芸妓の話です。
純なのかな。この世界にいるにはふさわしくないほど純だったのかな。
もう少しで安定した暮らしも出来ただろうに、全てを失っていく様子は、
「わたしが・棄てた・女」のように純で、
「椿姫」のようにもろくも、そして椿姫よりももっともっと残酷だった。
4月からここまで読んで、6冊がっしと読み切って、体が私を解放してくれた。
別の本を読んでから、次は寒椿を読むよてい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年5月23日
- 読了日 : 2016年5月14日
- 本棚登録日 : 2016年5月23日
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