第三回(1992年)鮎川哲也賞受賞作を1992年9月東京創元社から刊行。1999年8月創元推理文庫化。駒子シリーズ1作目。スイカジュースの涙、モヤイの鼠、一枚の写真、バス・ストップで、一万二千年後のベェガ、白いタンポポ、ななつのこ、の7つの連作短編。女子大生の駒子がお気に入りの本「ななつのこ」の作者にファンレターと称して身の回りの謎を書いて送ると返信で謎解きが返ってくるという展開が面白い。駒子の同級生をはじめとした他の人々との関係も楽しく、物語世界に惹き込まれます。アンソロジーで見つけた加納さんの大当り日常ミステリです。次巻が楽しみ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2021年7月31日
- 読了日 : 2021年7月31日
- 本棚登録日 : 2021年7月31日
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