格安旅でも有名な著者の読者は、そもそもLCCについてはすでに乗り慣れている可能性が高い。その辺にやや矛盾があったかもしれない。なので彼らにとってそれほど有益な情報が載っているわけでもなく、ならなぜ本書を手にしたかと言えば、それ以上のLCC活用術なり、得難い体験談なりを期待してという事になるが、価格やサービスなどLCC事情は極めて流動的だし(それは本文にもある)、後者に至っては著者もいつまでも過酷な旅が出来る訳でもないから、望むのが無茶というもの。巻末の資料は蛇足だが、もう書く事が無くなったからのように見えた。ただ読めば自分の旅をつい思い出すような感覚はあった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
旅行
- 感想投稿日 : 2017年12月9日
- 読了日 : 2017年12月9日
- 本棚登録日 : 2017年12月9日
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